導入事例

関西大学北陽高等学校・
中学校

積極的活用により“なくてはならない”連絡手段として定着
職員の負荷を軽減するとともに、90%のペーパーレス化を実現

中高一貫校として、学業と身心の鍛錬の両立を目指した教育活動を行う関西大学北陽高等学校・中学校では、2018年4月から「ウェブでお知らせ」の利用をスタートさせました。当初は1年に1学年ずつ拡大する段階的な導入を予定していましたが、翌年から導入対象を一気に拡大しています。サービス導入前の課題や選択の決め手となったポイント、導入効果、利用拡大の背景などを伺いました。

  • 既存システムによるメールアドレス登録の制限
  • 電話連絡やプリント配布による教職員の業務負担
  • メールアドレスの課題を解決するとともに、連絡到達の視える化を実現
  • 教職員の業務負荷軽減だけでなく、経費削減や省資源化にも貢献

保護者へのスピーディーな連絡を目指し
使い勝手のよいコミュニケーションサービス導入を検討

 1925年、関西大学北陽高等学校・中学校の祖となる北陽商業学校が開校しました。以降、北陽高等学校と改称し、2008年に関西大学の併設校となったことを契機に男女共学に移行。2010年には中学校を開校し、中高一貫校となりました。北陽高等学校時代からスポーツに力を入れ、プロスポーツ選手も多数輩出。現在は文武両道を目指し、高等学校には「特進アドバンスコース」「文理コース」「スポーツコース」を設け、生徒一人ひとりの個性や能力を最大限に伸ばすことに注力しています。中高6年間の学びを通して、「知徳体の調和のとれた人間の育成」という教育理念の実現を目指しています。

 同校では学習面はもちろん、クラブ活動や生活面においても保護者とのコミュニケーションを重視し、常に連絡を取り合ってきました。中学校の教頭であり、中学・高校を含めたIT導入の推進役でもある川﨑安章先生は、従来の連絡方法を振り返ります。

関西大学北陽中学校
教頭 川﨑安章 氏

 「中学校では、関西大学で導入している連絡システムを利用していましたが、登録可能なメールアドレスに制限があり、半分くらいの方が登録できなかったので、取り組みとして機能しているとは言い難い状況でした。必然的にコミュニケーションの主体は電話やプリント配布となっていたのですが、プリント配布は教員の負荷も大きく、保護者からのレスポンスを得ることに時間と手間を要します。そもそも、確実に届いているのか確認が困難という課題もありました。そこで、使いやすく、機能的にも優れたコミュニケーションサービスの検討を始めました」

 以前、技術者としてメーカーに勤務していた経歴を持つ川﨑先生は、情報収集のために積極的にITソリューションの展示会を訪れており、その中で出会ったサービスがNTTレゾナントの「ウェブでお知らせ」でした。

メールアドレスの登録方法など使い勝手のよさに加え、
利用コストがリーズナブルなこともポイントに

 展示会での「ウェブでお知らせ」の認知を契機に、本格的に導入検討を開始。NTTレゾナントが同校を訪問して、具体的な話が進みました。

 「詳しい話を伺って、まずメールアドレスの登録に関して従来の課題をクリアできることがわかりました。実際にデモ画面を操作したところ、とても使いやすいという印象を受けました。また、さまざまな機能が用意されていることに加え、利用コストもリーズナブルでしたので、決定には時間はかかりませんでした。展示会ではほかのサービスも見ましたが、NTTグループであることも安心材料になったと思います。全校的にも従来のシステムに課題を感じていたので、校長もすぐに了承し、スムーズに導入が決定しました」と川﨑先生は選択の決め手となったポイントを述べます。

 加えて、運用開始に至るまでのNTTレゾナントのサポートにも言及します。

 「保護者IDのシステムへの登録は、私が一人で行いましたが、わからないことはすぐにNTTレゾナントの担当者に電話で相談しました。その際の細やかなフォローにも助けられ、無事に利用開始の準備を自力で整えることができました」

 このように2018年4月から利用が開始された「ウェブでお知らせ」ですが、まったく不安がなかったわけではないといいます。そこで、まず新入生である中学1年生に導入し、1年に1学年ずつ拡大していくという計画が立案されましたが、実際に利用を始めてみて、その方針を修正。翌年には、中学校の全学年と高校のスポーツコース全学年に拡大することになりました。

「実際に使ってみて、非常に使いやすく、学校側にも保護者側にもメリットが大きいことがわかりました。「ウェブでお知らせ」では中学校・高校毎に学年・校務分掌といった細かいグループに分けて設定することが可能のため、教職員間の周知事項や情報共有も気が付けば「ウェブでお知らせ」を活用するようになり、利便性が高いと感じました。予算も確保できましたので、利用する学年を前倒しで一気に広げることにしたのです」

迅速かつ確実な情報伝達が可能となり
教員の負荷軽減や大幅なペーパーレス化を実現

 「ウェブでお知らせ」には多彩な機能がありますが、同校では特にメッセージとアンケートを積極的に活用。普段の保護者とのコミュニケーションはもちろん、地震や台風などの災害時やコロナ禍における休校時には、大きな役割を果たしたといいます。

 「メッセージ機能は、柔軟なグループ設定が可能で、そのグループごとに一斉配信できますので、情報発信の手間が軽減されました。開封状況も一覧で確認できるため、連絡の到達が“視える化”できたことも大きいですね。保護者からのレスポンスも速く、とりわけ災害時の対応では、スピーディーかつ確実な情報伝達ができることに助けられています。また、コロナ禍の一斉休校時は、アンケート機能を活用して生徒たちの健康チェックを行いました。さらに、授業のプリントをPDFで配信できたので、生徒がプリントを受け取るために登校する必要もなくなりました」

 メッセージ機能は教員間の連絡にも活用されており、アンケート機能では三者面談のスケジュール調整など、従来はプリントを配り、保護者から回収後、集計作業から日程確定の連絡をしていたものが、アンケート機能を活用することで、プリント作成・配布作業が不要となり、集計作業もシステムが自動で集計してくれるため、業務効率化に貢献。宿泊を伴うような行事においては、アルバム機能で写真を随時アップすることで、保護者に安心材料を提供できています。加えて、従来のプリント配布がメッセージ発信やPDF配信に置き換わったことで、川﨑先生のイメージで約90%のペーパーレスを実現。プリントの配布や回収にかかっていた教員の負荷を大きく軽減すると同時に、経費削減や省資源化にも貢献しているといいます。

 とりわけ、保護者に対するアンケート機能の活用がもたらしたメリットは非常に大きかったといいます。

 従来、三者面談の日程調整は、紙で配って紙で回収して、未提出の家庭には催促をして、各家庭から回収した紙を取りまとめて予定を組み、確定した日程を再び紙で配って保護者に通知するといったように、教員にとってたいへん手間と時間のかかる作業です。それをメッセージとアンケート両機能を使い、「ウェブでお知らせ」上ですべて完結するようにしたというのです。面談の案内をメッセージで一斉に流し、それに対する各家庭からの希望日時帯の回答はアンケート機能で回収。未提出者への催促もボタン操作で簡単に行い、一覧表にまとめられたデータを使って予定を組み、確定した日程はメッセージで再び一斉に各家庭に通知するという運用を今では当たり前のように行っているそうです。

 川﨑先生が言うには、「感覚的には、以前と比較して90%くらいペーパーレス化されたんじゃないでしょうか。」とのこと。三者面談のやり取りだけでなく、その他の紙配布による情報伝達や各家庭からの情報集約を、メッセージ配信やPDFファイル添付、アンケートに置き換えたことが、教職員の業務負荷を大きく軽減すると同時に、経費削減や省資源化にも貢献しているようです。

 さらに、2021年4月からは、スポーツコース以外の2コースの高校1年生にも導入を開始しました。

 「高等学校では多くの学校に導入されている他社のコミュニケーションサービスを利用していたのですが、サーバーダウンや遅延などが頻発していましたので、『ウェブでお知らせ』に置き換えることにしました」

 導入当初は利用をためらう教員も、その便利さに気づいた現在では、積極的に活用しているとのこと。保護者にも好評で、導入から4年目にして同校のコミュニケーションに不可欠な存在となっています。

 川﨑先生は「ウェブでお知らせ」の今後の展望と、さらなるIT化を見据えます。

 「使い勝手がよく、使用上の不満もありませんので、このまま高校2コースの2学年にも導入を拡大していきます。現状、欠席等届出機能は利用していませんが、将来的に活用すべく検討を進めていきたいと考えています。全体的な話では、IT化をさらに積極的に推進したいと考えており、現在はデジタル採点を浸透させようとしています。ただし、現状のシステムでは、採点した答案のPDFをプリントして生徒に手渡しする必要がありますので、『ウェブでお知らせ』と連携してデータとして渡せないものか、思案しているところです」

 積極的な活用により、短期間で“なくてはならない”コミュニケーション手段として定着した「ウェブでお知らせ」。コロナ禍でまだ先が見通せない社会環境下において、これからも同校の安心をつなぐ役割を担っていくことでしょう。

School Information

関西大学北陽高等学校
関西大学北陽中学校

大阪府大阪市東淀川区上新庄1丁目3番26号

1925年に北陽商業学校として開校。1949年に北陽高等学校と改称し、普通科と商業科を設置する。2008年に関西大学の併設校となり、関西大学北陽高等学校と改称し、同時に男女共学に移行。2010年に関西大学北陽中学校を開校し、中高一貫校となる。「知徳体の調和のとれた人間の育成」という教育理念を掲げ、中高の6年間で大学進学を見据えた「知の継承」を根底に置いた一貫性のある教育を展開し、地域貢献や国際貢献のできる人材の育成を目指している。

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