2020年3月の一斉休校とともに運用を開始。
非常時における円滑なコミュニケーションを実現

導入事例
東京学芸大学附属大泉小学校

東京学芸大学の附属学校として、特色ある教育活動を提供し続けている大泉小学校。同校は、"コロナ禍"による一斉休校と時を同じくして「ウェブでお知らせ」の運用をスタートさせました。導入の背景や選択のポイントに加え、非常時においてどのように運用を開始したのか、休校・分散登校という状況下でどのように活用できたのか伺いました。

導入の背景

緊急時に加え日常のこまめな連絡も一元的に担える
コミュニケーションサービスが必要だった

東京学芸大学附属大泉小学校は、1938年に東京府大泉師範学校附属小学校として開校し、1951年に現在の名称になりました。同校の教育活動には多くの特色がありますが、まずは学校行事が非常に盛んであるということが挙げられます。運動会や遠足、修学旅行はもちろん、毎年開催される展覧会や音楽会、菊まつり、さらには臨海学校での遠泳など、さまざまな行事が組まれています。

また体験的に学ぶことを重視し、一人一鉢の菊づくり、移動教室、わらじ製作、探究力・プレゼンテーション力を育てる学習など、オリジナリティに富む授業が展開されています。さらに、1年生から6年生まで、縦のつながりで構成された30人ほどのグループである「生活団」で行事や体験学習、毎日の清掃などに取り組み、リーダーシップとフォロワーシップ、フェローシップを育んでいくことや、海外生活経験児童や外国人児童を受け入れる国際学級を設置していることも特色といえるでしょう。

同校では、保護者に対する連絡手段として教育機関向けの連絡網システムを運用していましたが、送信回数に上限があるため、緊急の連絡に限って使用していました。副校長の細井宏一先生は、「ウェブでお知らせ」導入に至った背景を説明します。

東京学芸大学附属大泉小学校
副校長
細井 宏一氏

「以前のサービスは回数制限があり緊急連絡のみ利用していました。我々としては、日常のこまめな連絡も配信したいと考えており、その点が課題でした。また当日の欠席連絡は、児童の保護者が近所に住む同じクラスの児童に連絡し、連絡帳にて担任に伝えるという形で行っていました。しかしながら、当校は電車やバスを利用して通学する児童が8割を超えているように、学校から遠い家庭も多く、まして同じクラスの児童が近所に住んでいるとは限らないので、気軽に頼みづらいという状況でした。欠席届については、保護者からもシステム化の要望があり、通常の連絡や緊急連絡、欠席の届出などを一元化できるようなサービスを導入したいと考えるようになりました」

サービス選択の要因

詳細なグループ設定ができることに加え、
機能性の高さ、使い勝手のよさを高く評価

同校は、2019年の11月から新しいサービスの検討を本格的にスタート。2020年1月に「ウェブでお知らせ」の導入が決定しました。競合サービスも同時に検討されていた中、どのようなポイントが評価されたのでしょう。主幹教諭の松井直樹先生は、サービス選択の要因を挙げます。

東京学芸大学附属大泉小学校
主幹教諭
松井 直樹氏

「まずは、いろいろなグループを作成して連絡網をつくれるので、効率化と同時にコミュニケーションの可能性が広がることが期待できました。機能では、欠席等届出が非常に便利そうでしたし、アンケートは設問が作りやすく、設問追加も容易で使いやすいと感じました。また、メッセージには既読が表示されるので、伝達の進捗が把握できますし、見ていない人だけに再送信できる点も便利だと思えました。さらに設定方法や操作方法がわかりやすく、使い勝手がいい点も選択の要因になりました」

多機能サービスであるため、使いこなせるのかという不安もあったと細井先生は振り返ります。しかし、導入に先立ってNTTレゾナントが実施した研修会などを経て、その不安は薄らいだといいます。また保護者に対しては、まずPTAの運営委員に相談をもちかけ、それを徐々に広げて、導入に至ったとのこと。データの登録やグループの設定など、システム側の事前準備をほぼすべてNTTレゾナントが実施してくれたことも、導入時の学校側の負荷軽減になったと松井先生は評価します。

導入効果

休校中はアンケート機能が大いに活躍。
通常登校再開後は欠席届や掲示板も便利に活用

「ウェブでお知らせ」は、「大泉小ウェブ連絡システム」という名称で新年度のスタートとなる2020年4月からの運用が決定。しかし3月から新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の学校が一斉休校となる事態となります。そこで同校では、前倒しで運用を開始することを検討し、NTTレゾナントのサポートを受け、早期の運用開始を実現しました。

「児童たちが登校できなくなり、臨時の学校通信を多数発行する必要がありましたので、利用開始を前倒しできたことは本当にありがたかったです。休校中は、メッセージ機能によるこまめな連絡に加え、保健室から検温表を添付して各家庭に送ったり、アンケートで児童の健康状態を調査して集計したり、大いに助けられました。また、緊急事態宣言下では教員間の話し合いもオンラインになり、校務文書に関するやり取りなどにも活用できました」(松井先生)

さらに、細井先生も休校時に役立った活用法を付け加えます。

「やはりクラスの仲間でつながりを持ちたいという思いは強く、朝の会を毎朝オンラインで実施することにしました。それに先立ち、各家庭のネットワーク環境やデバイスが対応可能か、アンケート機能を使って迅速に短期間で調査できたことも効果的な活用例といえます。このサービスがあったからこそ、長期間の休校・分散登校という非常時においても、保護者との間で効率的な情報伝達と情報集約ができたのではないでしょうか」

休校・分散登校を経て通常登校となったいま、「ウェブでお知らせ」はその活用範囲を大きく広げているとのこと。欠席連絡については、欠席等届出機能を利用することで保護者側の負担が軽減されました。さらにコメントで理由なども書き込めるので、保護者からの評価も上々であるといいます。また多目的掲示板は、学年、教職員、事務掲示、年間計画など、非常に多様な掲示板を設定して運用されており、掲示板の更新を自動通知する機能を活用することで、適宜見てもらえるようにして連絡の漏れを防いでいるとのことです。

「PDFファイルも容易にアップロードできますし、動画配信やオンライン会議を行う際には、メッセージ上のURLをクリックするだけで、動画やWeb会議などのアプリケーションに直接飛ぶことができます。異なるシステムを結ぶ架け橋のような役割にもなっており、紙媒体では決してできなかったコミュニケーションの広がりを実現しています」(松井先生)

"コロナ禍"が続く不安定な状況において、同校の特色である行事も中止や形態を変えての開催が模索されています。一日も早く"コロナ禍"以前の日々が戻り、多彩な行事や体験学習などの連絡にも「ウェブでお知らせ」がフル活用されることが期待されます。

東京学芸大学附属大泉小学校

東京都練馬区東大泉5丁目22番1号

1938年に東京府大泉師範学校附属小学校として開校。1951年に東京学芸大学附属大泉小学校と改称する。1969年に国内の小学校で初となる海外帰国子女教育学級を4年生以降に開設したように、国際教育に力を入れている。さらに多彩な学校行事や体験的学びの重視、異学年交流の促進など、非常に特色ある教育活動を推進。東京学芸大学と連携した研究活動や、同学から年間170名程度の教育実習生を受け入れていることも特色として挙げられる。文部科学省の研究開発学校に指定されており、先進教育の一翼を担う小学校としての期待も大きい。

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